成長していくために
信頼のおける安全な看護を

これまで長年にわたり、東京都内の大学病院で急性期医療に携わってまいりました。この度、残りの看護師としての人生を、今後の日本の医療において大きな課題となっている在宅医療に捧げようと決心し、故郷である大阪に帰ってまいりました。
私がこれまで学び続けてきた看護学には「ケアリング」という技能があります。ケアされる人（利用者の方々）とケアする人（看護師）が、看護ケアによる関わりを通して相互に希望を叶え、成長していくための技能です。良いケアリングを提供し、利用者の方々に満足していただきそれによって成長していくためには、信頼のおける安全な看護を実践することが大前提です。私たちはそのために、看護の知識や技術だけでなく人との関わりや職務に対する姿勢を生涯にわたって学び続ける必要があります。
利用者の方々の意思や希望を中心に据え、ご家族や主治医、他の専門職や地域の方々と良い関係性を構築し、利用者の方々を支援するネットワークの重要な一部分になれることが私たちの目標です。安心・安全な看護管理体制を築きながら、これからの在宅医療を支えるスタッフの育成に取り組んでまいります。

略歴

1997年

国立大阪病院附属看護助産学校（現大阪医療センター附属看護学校）卒業
日本医科大学付属病院 高度救命救急センター入職

2008年

日本看護協会看護研修学校修了 皮膚・排泄ケア認定看護師資格取得

2012年

東京慈恵会医科大学大学院医学研究科看護学専攻修士課程修了
急性・重症患者看護専門看護師資格取得

2022年

金沢大学大学院医薬保健学総合研究科保健学専攻博士後期課程修了
保健学博士号取得
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学分野 客員研究員

2023年

特定行為研修修了（創傷管理関連、栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連）